「多様化する学習環境に適応したコースデザイン」 松野直行 イレーナ・スルダノヴィッチ (中東欧日本語教育研修会2017)

28.02.2017

「多様化する学習環境に適応したコースデザイン」
松野直行
イレーナ・スルダノヴィッチ
クロアチア
ユライ・ドブリラ大学プーラ
海外において日本語に興味を持ち学習したいという時期、理由はそれぞれ異なる。情報技術の発達により、興味を持つ機会が増えるとともに、多様な学習環境へのアクセスも簡単になってきている。入学時点でばらつきがある場合、いかにフレキシブルな対応ができるかが課題となる。
プーラ大学では、自立学習を積極的に推奨し、アドバンテージをいかせるコース設計を目指している 。その中心となるのが「日本語・日本文化学習支援のオンラインリソース」の講義で1年次前期に週1回設定している。この講義の目的は、学習者に学習を支援するオンラインリソースを紹介し、それらを活用した学習・自律学習の可能性を示し・身に付けさせることである。また、今年度から、「課外授業」をプログラムに取り入れ、学生たちが目的・興味・能力などに合った内容の選択ができ、その結果、単位を取れるようになっている。
成果としては、授業が広く自立学習リソースの情報交換の場となり、必要に応じた情報に接触できることが学習への意欲向上につながっている。課題としては、自分の不得手部分や、何が適当なリソースなのか判断できない場合、どのような形でフォローすべきかなど学習者に適応したリソース選択方法があげられる 。