発表03 「ポッドキャストを利用した日本語授業実践報告」 三森優 ブルガリア “聖クリメント・オフリドスキ”ソフィア大学

19.08.2016

 ソフィア大学では2015年-2016年度前期の4年生の授業でポッドキャスト番組の作成及び配信を行った。このような取り組みを行ったのは、ICT環境に日本語教育をどのように組み込むかという点、さらにCEFRの文脈において学習者を社会的行為者と捉えた際、どのように「社会的行為者」であることを授業に反映させるかという点を考慮したためである。
 「社会的行為者」はその名の通り社会において行動をする主体である。ブルガリアでは在留邦人も非常に少なく、実際に日本人と面と向かって会話をするような機会は限られている。そのような環境において、日本語を使用する実際の「タスク」のためにはICTの利用は欠かせない。今年度前期の4年生の授業ではICTを利用し、日本語で「発信」することを主眼に置いた。本発表では日本語学習者が「ポッドキャスト番組を配信(発信)する」というICTを利用した社会的働きかけをするために、どのような授業を行ったか、その具体的な実践報告を行う。
 特に、授業でポッドキャスト番組を考える際にどのようなコンセプトで番組を作成したか、ポッドキャスト番組配信のためにどのようなステップが必要だったか、さらにそれに伴いどのような機材やソフトウェアが必要だったか等、授業の枠組みや内容を学習者からのフィードバックを含め発表する。