発表06 「実践報告・川柳コンテスト」 相川弓映 ハンガリー 国際交流基金ブダペスト日本文化センター

19.08.2016

国際交流基金ブダペスト日本文化センターでは、2015年6月に川柳コンテストを行った。本発表では、その実践報告を行う。
川柳コンテストは、以下の3つを目的として行った。1つ目の目的は、川柳により拍を意識することである。ハンガリー語に限らず、多くのヨーロッパ言語の母語話者は、拍がつまりやすく、日本語母語話者には聞きにくいことがある。川柳は、五・七・五の拍を数える必要があるため、自然と拍を意識することができる。2つ目の目的は、リソースを適切に用いることで日本語の表現の可能性が広がることを認識することである。川柳コンテストは初級から上級までの日本語学習者を対象とした。初級の学習者は、上級の学習者の語彙数や文型数には決して及ばない。しかしながら、リソースを用いることで初級の学習者であっても、自身が表現したいことを日本語で表現することができる。3つ目の目的は、インターネットを用い、教室外の人と学習者をつなぐことである。川柳コンテストでは、インターネット投票を行い、100名以上の方からコメントをいただいた。また、コンテストの上位3名にはインタビューを行い、感想をネット上に掲載した。このような過程により、教室外の人と学習者をつなぐことができた。